50歳を越えてもハイパー元気。イケイケ広告ディレクターの謎に迫る

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今回のサシモニのお相手は広告会社のディレクターの淺野さん。カマコンバレーを通じて知り合った方ですが、素敵なオジ様で行動力もハンパない方です。今回は初めてサシモニ相手の方のお宅に伺ってサシモニしました。料理人の奥様による素晴らしい手料理をいただきながらの至福のサシモニです。

IMG_9411

広告の道

-何の仕事をしているのか一見分からない淺野さん。お仕事は広告ディレクターとのこと。どのくらいのキャリアがあるのでしょうか。

「広告会社のディレクターは24年間やっているよ。三越伊勢丹ホールディングスがクライアントでイベントの仕掛けから様々なことに携わっているね。伊勢丹はファッショミュージアムというコンセプト。常に最先端のファッション、音楽を提供しているよ。」

-格好良いですね。何歳になっても最先端を取り入れたりするのって大変そうな気もするのですが、普段から心がけていることってあるのでしょうか。

「打合せと打合せの間にギャラリー等によく行くよ。そこで最新のものをキャッチアップして、クライアントに提案することもある。ハイブランドのギャラリーは最先端のものがあるから参考になるよ。例えば、ルイ・ヴィトンのギャラリーは気持ちの良いところだね。企業ギャラリーも意外と良いものだよ。」

-そうなんですね。普段あまり行かない場所ですが、今度時間を作って覗いてみたいですね。

IMG_9405

学生企業がスタート

-24年間もの長い間クリエイティブ関連のお仕事をされているということですが、ずっと順風満帆にきているのでしょうか。

「大学3年生のときに学生起業してタウン誌を作ったところからスタートしたね。他にも山海塾という日本初の現代舞踊のダンスユニットの制作等を手伝ったりもしたよ。」「大学卒業後も就職活動せずにライターをやりながら、働いていたな。糸井重里さんの本の編集や坂本龍一さんのイベントの手伝いとか、なんでもやっていたよ。」

-凄いですね。ドンドン手広く拡げていったんですか。

「編集プロダクションもやっていたし、カルチャー系の単行本とかも作っていた。みうらじゅんの単行本も作っていたね。でも、実は会社2回畳んだことがあるんだよ。20代の頃に東京の仲間たちとやっていたんだけど、仕事がたくさんきて、それが膨大になって出来なくなり疲弊してやめたんだよね。半年くらい図書館の本を端から順番に読む生活をしていた時期もあったな。」

-それは壮絶ですね。そんな経験があったなんて全く知りませんでした。20代のときにそこまで色々経験できるって凄い貴重なことですよね。

IMG_9412

人生の転機

-色々とやっている中で転機のときはあったのですか。

「そんなこんなをしていた時に親父が亡くなってね。今まで勝手なことばかりやっていたけど、しっかりしないといけないと思ったよ。親父自身がやりたいことは色々あったのだろうけれども、子供を育てるために生きていた人だとようやく分かって、感謝の気持ちが芽生えた。」「そんな30歳を過ぎた頃にセゾングループ創業者の堤清二さんにI&S BBDOという会社を薦められてね。先端的な広告をやっている会社で再スタートすることにしたんだ。」

-淺野さんにもそんな時代があったんですね。身内が亡くなることによって気付かされることってホントあるんでしょうね。実際に広告業界に入ってみたらどうだったのでしょうか。

「広告代理店は入ってみたらチャラかったね。踊るとか絵を描くとか音を作るとか、芸術家の方がよっぽど苦労して悩んでいると分かったよ。あとは、サラリーマンってせかせかやっているだけかと思ったけど、意外と考えていない人も多いなと思ったりしたね。」

-確かに芸術家の人達って稼ぐのも大変だとよく聞きますし、サラリーマンの世界とは全く違いますからね。お金の稼ぎ方って色々ありますが、それぞれ一長一短があるものだから、自分に合うかどうかって話ですよね。

IMG_9410

今のために今がある

-筑波学院大学で非常勤講師としてメディアリテラシーを教えているそうですが、具体的にはどのような話をされているのでしょうか。

「学生には「人間は一つことのためだけに発言しない。その一つの行動の裏には色んな思惑がある。それを分かっておくべき。」といったことを教えているよ。」「すぐに役に立つものほどすぐ役に立たなくなる。自分自身にとって役に立つ思考の基礎体力や複眼的思考を身に付ければ応用できることを伝えているね。」

-すぐに役立つものほどすぐ役に立たなくなるか。確かに言われてみるとそんな気がしてきますね。淺野さん自身は普段どんなことを心がけているのでしょうか。

「何かのために人生があるのではなく、今のために今がある。何かのためという話になると手段になる。だから、何かのために今があるよりも、今のために今があると考えているね。」「だからこそ、その時その時をきちんと楽しむ。そこを意識しているよ。」

-そうか。淺野さんっていつも楽しそうにしている印象があるのですが、その一端が分かった気がします。素敵な心がけですね。

IMG_9414

将来のこと

-多様な経験を積まれてきた淺野さん。これからやりたいことって、どんなことがあるのでしょうか。

「自分の今までの思考のプロセスや発想のプロセスを一度まとめたいね。一発芸でペラペラ喋るだけではなく、他の人に伝えられるものがあると思うから。」「キーワードはダイバーシティ。鎌倉も色んな人間が雑多にいた方が楽しいでしょ。オカマ暮らしができても良いし。窮屈なのは嫌いだね。はまって決めていくステレオタイプなものが大嫌い。批判や評論は大事。反知性主義的なものや権威に阿るのも嫌い。」

-確かに淺野さんのFBのコメント等見ていると結構イケイケな感じですもんね。元々そういう気質があるのでしょうか。

「ノイズパンクをやっていたからね。元々パンク野郎なんだよ。」

-面白い!人生どこまでいってもパンク野郎なわけなんですね。素敵なおっちゃんですわ。是非死ぬまでパンク野郎でいてもらいたいです!!

IMG_9413

僕はこう思った

淺野さんとはカマコンバレーを通じて出逢ったのですが、参加者の中でも年配層にあたる方なんですね。が、淺野さんって、僕が言うのも失礼にあたりますが、いつもイキイキされているんです。「どうして、このおっちゃんはこんなに元気なんだろう?」と密かに思っていたのですが、その理由が分かった気がします。今のために今がある。良い言葉ですよね。今を生きるってよく聞く言葉ですが、「今のために今がある」は、淺野さんが今をどのように捉えているのかが表現されている言葉だと思います。その場その場をきちんと楽しむ。なんとなく時間を過ごしてしまうことも、ままありますが、そうして時間を無粋に過ごしていたら淺野さんのような人にはなれないのでしょうね。改めて今を最大限楽しめるよう心がけていきます。それにしても奥様の料理美味しかったな。写真からも伝わりますよね。淺野さん宅でホームパーティーをされていることもよくあるようなので、お知り合いの方は是非一度行かれることをオススメします!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加