ステキ過ぎる女性市議会議員。長島有里さんの魅力に迫ってみた!(前編)

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今回のサシモニのお相手は長島有里さん。逗子市の市議会議員でもある有里さんですが、とんでもなく素敵な方です。カマコンバレーをキッカケに仲良くさせてもらっていますが、いつも笑顔が気持ち良い方です。今回は有里さんが昨年立ち上げたNPO法人KANATANの話から、有里さん自身の過去の話等々。素敵エピソードが盛りだくさんです。ぜひご一読ください!

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KANATAN

-市議会議員として仕事をされている有里さんですが、昨年NPO法人KANATANを立ち上げられました。KANATANとは一体どのような組織なのでしょうか。

世代間同居を行うことを一番の目的としています。高齢者と大学生が一緒に暮らせるようにしたいんです。高齢者はぎっくり腰一つで大変な事態になりますよね。家の中で若い人が一緒にいたら大きな事故に繋がることも未然に防ぐことができると思います。

-なるほど。世代間同居ですか。確かに独居老人問題の話もよく聞きますし、今までにない取組みになりそうですね。学生側のメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

学生は安く住める金銭的メリットがあります。児童養護施設への支援を以前からしていますが、児童養護施設の子どもたちは18歳になると施設を出なきゃいけないんです。そうなると、住み込みの仕事しか選べないことが多くなります。身元引受人がいないためです。住み込みの仕事は本人のやりたい仕事じゃないため、仕事が続かないことも多いです。経済的な事情で大学に進学できない子も多いから住居費を下げるようにしたいですね。

-全然知らなかったのですが、高校を卒業していきなり住み込みの仕事は厳しいですね。高校を卒業した当時の自分を振り返ると、住み込みの仕事を続けられる自信は全然ありません。それにしても、なぜNPOという形態を選んだのでしょうか。株式会社でも良い気がするのですが。

NPOは利益を追求しないとハッキリしています。児童養護施設と連携をとってやっていくと考えたときに、利益目的じゃないかと警戒心を持たれないためにもNPOを選択しました。

-目的が明確だからこそ、そのような選択が自然とできるんですね。素敵だなぁ。それにしても、どうしてそういったことに関心を持つようになったのでしょうか。

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児童遺棄事件

-KANATANを立ち上げた理由にはどういったものがありますか。

主人が逗子市長をしていたときに児童遺棄事件がありました。生後間もなく、へその緒がついた状態で電話ボックスに遺棄されていたんです。遺棄された子どもの名前は首長がつけるんです。名前も付けたことで、子どもを引き取りたくなったのですが、公人の子どもだと成人したときに自分の出生のエピソードを知ることになるかもしれません。そういったことも考えて児童養護施設に預けることになりました。

-そんなことがあったんですね。複雑な心境だな。その子どもとはその後どうなったのでしょうか。
児童養護施設に預けた後も顔を見たかったけど、主人から「中途半端に会いにいくのだけはやめろ。」と言われました。当時自分には小さな子供もいて、継続的に行けないと思って行くことをやめました。

-自分にも小さな子どもがいる状態だと、確かに責任を持って継続的に会いに行けるかって分からないですよね。それにしても旦那さんの言葉は優しい言葉ですね。

その子に何もしてあげられなかったのが、ずっと心残りとしてあります。それからこういった児童養護施設に関心を持つようになりました。児童養護施設に預けた子は里親も見つかって、今は幸せに暮らしているそうです。

-それは良かったですね。KANATANができることで同じような境遇の子どもたちが恵まれた生活を送れるようになったら素敵ですね。

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KANATANの課題

-なんだかKANATANにとても興味津津になってきたのですが、KANATANをどのような若者が利用するイメージなのですか。

学生だけに限らなくて良いと思っています。大学生や20代前半くらいのイメージですね。昨年の12月には「隣る人」という映画の上映会をやって、鎌倉の児童養護施設長とフェアスタートというNPO法人とのトークセッションを行いました。

-どうしてイベントを開催したのですか。

シニアと若者を交流させることからスタートするのが大事だと考えています。いきなり一緒に住むことには抵抗があるという意見も多いです。トイレは別が良いといった話もあります。だから、お試しで短期間から初めてみたり、シニアと若者が交流する場を作っていくことも大事だなと思っています。

-なるほど。確かにそもそも世代間の格差があるのであれば、まずはその差を埋めていくことも大事ですよね。将来的にはKANATANでどんなことをしてみたいのでしょうか。

KANATANを通じてマッチングした家庭の動画を撮って、短編のドキュメンタリーになったら自分でも見たいなと思いますね。お互いが成長していく姿が見られたら良いですよね。

-若者が成長するだけでなく、高齢者側も成長するんですね。

高齢者の人達は自分の人生経験を繋いでいきたいと思っています。それが高齢者にとっての社会貢献の一つではないでしょうか。恵まれない子供たちを見守っていくことで、高齢者もきっと成長するのだと思います。血は繋がっていないけど、家族みたいな関係を一つでも二つでも作れていけたら良いですね。

-KANATANを通じて新たな家族の関係が生まれるわけですね。うんうん。素敵だな。ぜひともKANATANの取組みが世の中に広がっていってもらいたいです。

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市議会議員の仕事

-KANATANを作りながらも市議会議員として活躍されているわけですが、そもそも市議会議員の仕事の楽しさってなんですか。

市議会議員の楽しいことは、すごく困っている人がいたときに、政策として助けられることです。例えば、昨年からファミリーサポートを活用した病児保育を始めました。

-ファミリーサポートってなんですか。あまり聞いたことがないですね。

お母さんが働きながら子どもを育てていて大変なときに、実家が遠くて親を頼れなかったり、民間のベビーシッターを使いたくても料金が高くて利用できない家庭もあります。逗子市で始めたファミリーサポートは1時間700円で地域の人に預けられるんですよ。

-1時間700円なら一般家庭の人でも預けることが出来そうですね。それは凄いな。

そのファミリーサポートで病気の子どもも預けられるような事業を組み込みました。病児保育は民間がやると赤字になるからという理由で充実していません。行政だからこそ出来ることがあるんです。

-なるほど。病児保育が赤字になるとのことですが、それでもやらなければならないくらい病児保育って重要なんですか。

子どもの熱が37度5分になると保育園から迎えに来てくださいと連絡が来ます。でも仕事をしていると、なかなか気軽に保育園に迎えにいけないですよね。ようやく保育園に迎えに行って、片隅で寝かされている自分の子供を見て可哀想だと思ったり、自分を責めるお母さんがたくさんいます。

-確かに普通に働いていたら、急に子どもが熱を出したからって何度もすぐに子どもを迎えに行ける環境ってないかもしれませんね。一緒に働いている周りの仕事仲間の目が気になったりすることもあるだろうし。

決して多い事例ではないですが、座薬をたくさんお医者さんからもらっておいて、一時的に子供の熱を下げて、とにかく保育園に入れようとするお母さんもいます。保育園に預けないと仕事に行けないからです。そんな実態があります。そういったことの積み重ねで仕事をやめて鬱になっちゃう人もいるんですよ。
-そうなんだ。子どもがいないことを言い訳に出来ないけど、全く知らない世界だな。もっとお母さんに優しい世界にならないといけないんだろうなぁ。

ここから有里さん自身の話を深掘って聞いた話が満載なのですが、長くなってきたので次回は後編で。メチャメチャお茶目さんな有里さんの話や、市議会議員になる前の専業主婦時代の話等々。

魅力的な話がたくさんありますので、楽しみに待っていてくださいね!

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