ステキ過ぎる女性市議会議員。長島有里さんの魅力に迫ってみた!(後編)

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有里さんとのサシモニ後編では女性としての働き方や母親の顔。そして市議会議員としての仕事の楽しさや、有里さんのお茶目なエピソードまで。女性が社会に出て働く必要性を感じられるサシモニとなりました。ぜひご一読ください!!

前編はこちらからどうぞ。 http://sashimoni.com/?p=342

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母親のあり方

-前編では行政として働く母親を支援する仕組みを作られている話を伺いましたが、有里さん自身はどんな母親なのでしょうか。

19歳~22歳までは専業主婦をやっていました。その後社会人大学生を経て市議会議員になりました。だから、専業主婦の人の気持ちも分かるし、働きながら育児をするお母さんの気持ちも分かります。

-子どもを育てながら大学に通うだけでも凄いと思うのですが、その後に市議会議員になっているんだもんな。ハイパーお母さんですね。専業主婦と兼業主婦ってどっちが良いんですかね。

幼少期は専業主婦でも良いと思います。ただ、専業主婦だと子どもを甘やかしすぎちゃったり、愛情を注ぎすぎちゃうこともありますよね。子どもが青年期になったら自分自身の力で成長していくためにもお母さんが外に出て働くことも良いと考えています。

-確かに目の前の子どもと接してばかりいたら、愛情を注ぎすぎるってことはあるでしょうね。小学生になっても、中学生になってもそれじゃ過保護というやつなのかもしれません。他にも兼業主婦の良いところってありますか。

今の子どもは情報を持っているから、情報戦だと親が負けてしまうことがあります。そうすると親の尊厳が損なわれる可能性もありますよね。でも、親が仕事や様々な活動を通じて経験値を積み上げていることを子どもに理解させてあげると、親の尊厳は保たれます。子どもと良い環境を築く上で家庭外の活動も大事になっているんだと思います。

-確かに子どもでもスマホでサクッと検索できちゃう時代ですもんね。親が行動している姿を見せることはとても大事なことなのかもしれません。

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これからの母親

-女性の社会進出ってもう何十年も前から言われていると思うのですが、未だに言われることがあるくらい、何かしらの問題は抱えているのだと思います。有里さんはどのように考えているんですか。

自分のキャリアのためにも保育園に預けられる社会になるといいと思います。下の子どもは0歳から保育園に入れていました。0歳から預けてダメな親かなとも思ったけど、今ではメチャメチャコミュ力が高い子どもになっています(笑)

-0歳児で子どもを保育園に入れるって色んな雑言も出てきそうですが、コミュ力高い子どもに育っているなら良いですね!

保育園は保育のプロだから安心だし、小さいときから集団生活をするため必然的にコミュニケーション力が高くなるんだと思います。家でこもりっきりになるより、保育のプロに見てもらって子供を育て、自分は社会経験を積むスタイルですね。母と子の関係は量じゃなくて質が大事なんだと思います。

-量じゃなくて質が大事か。確かに子どもも家の中だけじゃなくて外に出ている方が楽しいかもしれないし、一緒にいる時間は最大限の愛情注いであげれば良いですもんね。他にも社会に出て仕事をするようになって良かったことってありますか。

専業主婦時代は夫と会話のキャッチボールができなかったですね。自分の仕事はお母さん達とコミュニケーションを取るだけでした。働いているとお互いに色んな情報が入ってくるから、例え違う職種についていても色んなコミュニケーションが取れるようになりましたよ。

-おぉ。それは素敵な話ですね。社会に出て働けば夫婦生活も上手くいくと。

夫婦は鏡ですからね。相手が頑張っていたら自分も頑張ろうと思います。自分が穏やかになれば相手も穏やかになります。お互い外に出ていても、お互いが良いねと言い合える関係ですよ。

-素敵だな。素敵すぎるな。旦那さんともお逢いさせていただいたことありますが、素敵な方なんですよね。夫婦揃って素敵なんです。流石、夫婦は鏡だなぁ。

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マンガ大好き

-なんだか真面目な話や素敵な話を聞きすぎてしまったので、そろそろ有里さん自身のことをもっと聞きたいなと。子ども時代はどんな感じだったのでしょうか。

小さい頃はおとなしい子でしたよ。父が漫画家だったから、マンガが大好きで今でも家でマンガを読んでいるのが一番好きです。

-へぇ。なんだか意外なイメージですね。小さな頃から活発そうなイメージを勝手に持っていました。

雨の日が大好きなんです。雨だと、どうどうと家にいられて、ゴロゴロしてマンガや本を読んでいられるから。晴れだと外に出なきゃという気になるけど、雨だと家の中にいても気兼ねしないですからね。

-これまたイメージと全然違う話です(笑)やっぱり人って色んな側面があって面白いものですね。学校とかではどんな子どもだったんですか。

学級委員長はやっていましたね。先生の手先として、テストの点を付けていたりもしました。先生のマネージャー役ですね。学級費を集める役までやったことありますよ。小学生のときの友達からすると、真面目な子がそのままの路線で真面目な仕事に就いたなと思われているでしょうね。
-凄いエピソードですね。まぁ、それだけ先生からも信頼されていたということなんでしょうが、ホント真面目な子どもだったんですねぇ。

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議員の仕事

-さて、そろそろ本業の市議会議員の仕事についても伺いたいのですが、議員の仕事は楽しいですか。

今の仕事は一度も辞めたいと思ったことがない。それくらい好きだし、色んな人と出会えるし、凄く楽しいですよ。

-へぇ。それはメチャメチャ良いことですね。具体的にどういった点が楽しいのでしょうか。

例えば、ママ友から相談されても、自分が解決に向けて動くことが出来ますよね。自分じゃなきゃ出来なかったと思えることもあります。誰でもなれるわけではないし、やらせてもらっていて、とってもやりがいを感じます。

-その仕事感は良いですね。やりがいを感じられるって大事なことだと思います。

以前に夫から「自分の仕事にやりがいを感じられているかどうかは、給料がゼロでもやりたいかどうかだ。」と言われたことがあるんです。今の仕事は給料ゼロでもやりたいと思える仕事ですよ。

-給料ゼロでもやりたい仕事か。人はそれを天職と呼ぶのかもしれませんね。楽しいだけではなく、反対に苦手な仕事とかってあるのですか。

今でも人前に出て話したりするのは苦手ですね。「これも仕事だ」と思って、わりきってやっていますけど。

-それもまた意外な感じですね。いつもハキハキしているイメージがあるけど、やっぱり分からないものですね。

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議員の未来

-市議会議員の仕事って色々あると思うのですが、逗子市として取り組んでいることってどのようなものがあるのでしょうか。

議会の運営全にタブレット端末を導入して紙をなくしました。全国でも初めての取り組みです。タブレットを導入したことで、今後は本会議場内のスクリーンに質問を出せたり傍聴席の人にも話が分かりやすくなるような取り組みができたらいいですね。

-紙代の節約以外にもそんなメリットがあるんですね。全国で初めてってやっぱり行政ってちょっと遅れている気もしますが。

そうですね(笑)一般の企業と比べたら遅れている部分も確かにあると思います。一般的な自治体の議員の平均年齢は50代~60代です。逗子市は平均年齢が47歳と比較すると若いですが、それでもまだまだ遅れている部分もありますね。

-市議会議員ってそんな高齢の人達の集まりでできているんですね。そりゃタブレット導入とかが遅れるのも分かります。が、ドンドン変えていってもらいたいですね。

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市議会議員の仕事

-普段なかなか話を伺うことのない市議会議員という立場の方なので、もう少し突っ込んだ質問を。議員を辞めた後ってどんな感じなんですか。

議員を経験した人間が民間企業に復帰しようとしても、経験があまりプラスにならないのが実態です。バイアスをかけられて見られたり政党に入っていたりすればなおさらレッテルがついてしまうこともあります。

-確かに。政治家っていうだけで、ちょっと違った見方をされてしまいそうですもんね。

選挙落ちればただの人と言われますけど、そんなことはないですよ。議員の活動が絶対良い経験になります。議員をやっていたとか、議員になりたいという目標が一般的になれば良いですね。選挙は決して特殊な世界の人のものではないし、みんなの意識が変われば良いと思います。

-なるほど。僕も現役の議員の方に何度か「議員やれば。」「議員向いているよ。」みたいなことを言われたことがあるのですが、もちろんやってないわけです。どうして議員を目指すことが一般化されないのでしょうか。

落選のリスクはつきまとうし、失業保険もないですからね。男性であれば家庭を養わないといけない理由で選挙に出るとなると奥さんが反対する人も多いかもしれません。将来的には議員の形も変われば良いなと思います。欧州だとパートタイムの議員もいるんですよ。

-パートで議員になるのか。まぁ成果を出していればパートでもなんでも全然構わないですよね。そういった形がたくさん出ると良いですね。

地方議員は兼業できます。現役の議員で公認会計士をやっている方もいますし、自分の会社をやりながら議員になることもできます。兼業でやっている人は凄く良いなと思いますね。

-なるほど。確かに自分で収入の口を作れる力があれば、最悪選挙で落選しても食べていく分には問題ないですもんね。

生活のために議員をやっていると、とにかく選挙活動に力を傾倒しがちです。落ちても自分で食べていける仕事があると、議員活動に力を注げるようになります。議員は拘束時間が短いとか、通年議会にしろと言われることもありますが、働く時間や環境があることで、議員活動に専念できるという側面もあります。

ーそうか。生活していくための後ろ盾が議員報酬ではなく、自分の仕事であれば、言いたいことを言ったり、やりたいこともやれますもんね。これってサラリーマンでも同じことが言える話ではあるよな。

議員活動と選挙活動は違います。選挙のことだけを考えればひたすら地域のイベントに顔出してればいいんですよ。でも議員は時には条例だったり、政策をつくるという大事な仕事がありますよね。そのためには、落選を恐れずに地道な議員としての活動に力を入れていかなくてはなりません。

-議員活動と選挙活動の違いなんて全然考えたことがありませんでした。選ぶ側としては、こういった点をよく考慮するべきなんでしょうね。

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ドジ日記

-なんだか市議会議員の人の仕事もよく分かって、身近な存在に感じられている気がします。有里さん自身が今後やりたいことはどんなことなのでしょうか。

NPO法人のKANATANを軌道にのせていきたいし、議員としても3期目だからやはり成果を出したいです。あとは、女性議員を増やしていきたいですね。人口の半分は女性です。世の中のルールを決めるときに女性がもっと入っても良いと思います。ちなみに、逗子市は18人中3分の1が女性ですよ。

-逗子市議会は女性比率高いんですね。他にも個人的な目標とかってありますか。

10年後に生きていることが目標です(笑)ドジだから、車に轢かれそうになることが結構あるんです。注意力が足りないので。常に周囲の人に助けられています。

-えっ、なんですかそれ。どんなドジっぷりなのでしょうか。

ヤケドとか切り傷とかしょっちゅうです。ときには、名刺をなくしたと思って、受け取ったばかりの相手の名刺を渡すこともあります。しかも、改善されないんです(笑)もう、そういう自分の性格に付き合ってこうと思っています。

-生粋のドジということでしょうか、、、、その中でも改善を試みていることはあるんですか。

ドジ日記をつけていますよ。レコーディングダイエットみたいに、ドジの日記をつけていけば、ドジが減るかなと思って始めたんです。実際に注意深くなってきている気がします。ドジ日記は本一冊くらいになったので、今では携帯でドジ日記をつけていますよ。

-なんだか最後にドジ日記をつけているという、お茶目というかなんというかって感じの話ですね(笑)そんな有里さんの今後の活躍が楽しみです!!

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僕はこう思った

有里さんに実際に会ったことがある方は分かると思うのですが、ホント素敵な方なんです。ただ、こうやって話を伺うとその魅力を培っている理由がよく分かりますよね。そもそも19歳から専業主婦を始めて、子どもを育てながら大学に通って選挙に出馬する。それだけでも並大抵のことではありません。市議会議員の仕事をしながらも、NPOを立ち上げるような精力的な活動をしている姿もあれば、雨の日がゴロゴロできるから好きって人間臭さも良いですよね。世の中の女性からみても、きっと憧れる存在なんじゃないかなと思います。でも、それを作っているのは本人のたゆまぬ努力であったり、良い家庭を作っていることであったり、多くの人の力になりたいという純真な心からきているのだと思います。魅力的な人って、その魅力を形成している要素がたくさんあるんですよね。僕も魅力的な人になれるよう、今以上に何倍も何十倍も真摯に向き合っていかないとなと考えさせられるサシモニでした。

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