住吉優の赤裸々白書

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今回のサシモニのお相手は村式というWEB系の会社を経営している住吉優さん。カマコンバレーをキッカケとして色々とお世話になっている方です。優さんってとっても素敵な方で何と言ったら良いのでしょうか。人としての暖かみをメチャメチャ感じるお方です。そんな優さんに8年間会社経営をしてきたストーリーや、起業のキッカケ、そして価値観の変化の話等々。普段なかなか聞けない話を伺いました。ぜひご一読ください!

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起業のキッカケ

現在村式という会社の経営者であるわけですが、どのような経緯があって起業することになったのでしょうか。「人生に違和感があって会社を始めた。決して、高尚な理念があったわけではないんだよ。社会人になったら面白くないと周りのみんなが言っていたけど、自分としてはわりと楽しかった。高校時代の友人と久しぶりに会ったときに「一緒に何かやろう」って話で盛り上がるけど、具体化されることはなく現実に戻っていく。このループを3年くらいやっていたね。」その感じって何となく分かります。飲み会の席で盛り上がるけど、結局何も進まない。その繰り返しってサラリーマンあるあるな気がしますね。どういった転機があったのでしょうか。「坂本龍馬が脱藩したのが28歳だったから、自分も28歳のときに会社を辞めた。考えるだけだと現実は何も変わらないから、考えるのをやめた。当時は充実していたけれども、これじゃない感みたいな違和感があったし、もっとオモロい働き方をしたいとか、作りたい気持ちがあった。レールに乗っている感じがつまらなかったんだよね。」坂本龍馬が脱藩した年だから会社を辞めるって、なかなか聞いたことのない話ですね。歴史好きな優さんらしいエピソードです。

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立ち上げ期

龍馬が脱藩したから辞めるまでは良いと思うのですが、辞めた後は上手くいったのでしょうか。「元々5人でやろうと話していたんだけど、立ち上げは今も一緒に会社をやっている中川と2人で初めたんだよね。そして、後から他の3人が入ってきた。最初は仕事がないから、創業メンバーの親の仕事を手伝ったり、近所にバンドが来るから映像撮影とか、何でもやっていたよ。」「WEBの仕事をしたいと言い続けていたら、だんだんとWEBの仕事が出来るようになっていったね。」やっぱり、やりたいことを言い続けるのって大事ですよね。その後はどうだったのでしょうか。「グッときているのは今だね。スパークしているよ。会社のメンバーが育ったし、新しい人材も入ってきて、目指している目標も凄く高い。目標に押しつぶされるのではなく、突き抜ける形になっているよ。土台はできた。撒いてきた種が芽吹いてきているのを感じているね。」おぉ!!なんか、メチャメチャ良い感じですね!!8年経ってここにきてスパークしているって面白いです!!

価値観の変化

ここにきてスパークしている理由って一体なんなのでしょうか。「8年かかったのは売上をいくらにするといったことに対して、そもそも興味がなかったから。会社を大きくするとか成果を上げることよりも、在り方とかプロセスを重視してきて、結果を出すことに拘ってこなかったんだ。」「世の中のベンチャーが売上を右肩上がりに目指していくのを斜に構えて見ていたんだよね。今は脱資本主義の世の中になっているから、逆に売上を伸ばそうとしているよ。」面白いなぁ。経営者って多くの人がイメージするのは、いかに売上を伸ばすかだけを考えている人物像がありますが、決してそうではなかったのですね。一体なぜなのでしょうか。「お金に対する恐れがあったと思う。儲けるのは良くないくらいに考えていた。清貧という言葉が好きだったから、その刷り込みがあったかな。豪商よりも高杉晋作側に憧れがあったね。」「広島出身で広島カープが好きだからカープ美学。樽募金で勝つのが美しいみたいな価値観。すぐに売上の話をするやつが嫌いだったけど、2年前くらいにその恐れがなくなったね。」カーブ美学ヤバイっすね。個人的には好きですけどね。一体どのようなキッカケがあったのでしょうか。「お金に困ったときに、お金のことを悪と捉えていた感覚がなくなったんだよね。それからは、成長して収益が上がるのが苦じゃなくなった。」それは大きな変化ですね。企業は人なりという言葉がありますが、まさに村式も社長の優さんの感覚値が大きく作用していたんでしょうね。

愛されたい

村式の話も面白いのですが、優さん個人の話も気になるところです。子供の頃ってどんな子供だったのでしょうか。「普通の野球少年だったよ。子供の頃好きだったことは、お母さんに好かれること。親に褒められることがやりたいことだった。」すげぇ意外っすね。今の優さんからは想像もつきません。「年子で1つ下の弟がいるんだよね。母親は下の弟をよく見るから、もっと愛されたい気持ちが強かったと思う。だから、勉強もスポーツも親に褒められるのが1番の喜びだったよ。」そうか。年子でかつ同性だと、余計気になるのかもしれませんね。その感覚ってどこかで変わったのでしょうか。「以前は他者の評価に依存していたけど、今は自分がやりたいことをやっている感じだね。自分に褒めてもらっているイメージ。今は自分がよくやったと言えるときや、良く頑張っていると自分で思えているとパワフルになれるね。そのためには、お客さんに喜んでもらえたり、誰かの役に立てないとそう思えない。良いサイクルになっているよ。」この感覚分かります。自分が覚える充足感って、自分自身が満足できているかって感覚があるんですよね。でも、それって独りよがりのものでは満足感は得られないし「誰か」があってこそなんですよね。

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なぜ鎌倉

鎌倉に本社を置き、北鎌倉には古民家を改装した「スサノオ」というオフィスを持つ村式。一体どうして鎌倉で働いているのでしょうか。「導かれている感があるね。まだどこに導かれているのかは分からない。鎌倉になぜいるのかも分からないけれども、今いる。それだけ。後で分かるような大きな流れの中にいるんじゃないかな。何かがあるんだろうなという気はする。」なるほど。それって村式だけではなく、住吉優個人としてはどうなのですか。「自分の人生についてもまだ分からないね。違和感に突き動かされている人生だと思っているけれども、違和感は減ってきている。会社のビジョンはあるけれども、自分の人生のビジョンはまだ見えていない。こっちの方向感というのはあって、そこにアジャストしている感覚かな。」そうなのか。見えてないようでも方向感は感じられているんですね。感覚値を澄ましていくって大事ですよね。優さんの仕事の楽しみってどこらへんにあるのでしょうか。「一番楽しいのは、社員や他の企業のパートナーも含めて、一緒にプロジェクトをやっていて、みんながスーパーマンに見えるみたいな瞬間が好きだね。」「お互いがお互いを信頼しあっているときに、人生の喜びみたいなものを感じるよ。」それ素敵ですね。お互いが信頼し合っているからこそ生まれるものって絶対ありますもんね。

社長として成長したこと

8年間も社長業をやっていると、色々な変化があると思うのですが優さんの場合はどうなのでしょうか。「ここ数年で人との関わり方が変わったよ。会社をやっていると辞めていく社員もいる。社員が辞めるってショックなことだよね。」そうでしょうね。仲間ですもんね。「社員が辞めると「自分の能力がないから」「ビジョンがないからでは」「嫌われたんじゃないか」様々な想いを抱いてきたんだ。ときには、「一緒にここまでやろうぜ」と誓った相手が離れていく際に、「約束したのに筋が通らないじゃないか。」と考えることもあったよ。」なるほど。誓い合った仲間として考えているだけに、離れるときのインパクトは大きいですもんね。「それが、今では「相手が自分の人生で行きたい場所に行くことを止めたくない。」「彼が決めた道筋を応援したい」と、思えるようになったんだよね。」おぉ!!それは大きな変化ですね。その変化で変わったことってあるのでしょうか。「社員が窮屈に感じていたかもしれない空気が変わったかもしれない。社外の仲間になっても絆が深まっていると感じられるようにもなったね。」それは素敵な話ですね。聞いているだけでもなんだか嬉しい感じです。「辛い時期もあったけど、乗り越えられたことで社員もそうだし社外の人も含めて自由な関係で血の通った関係が出来ているよ。有名な人と話すのも昔はガチガチに緊張したけど、今では緊張しなくなった。カヤックのやなさんも昔は苦手だったけど、今では本音で気持ちのよいトークもできるようになったね。」自分次第で全て

が変わるものなんですね。うんうん。全力で見習おう!!でも、どうしてそんな風に変われたのでしょうか。「自分の感情に向き合い続けたから変わったね。今振り返るとなんであんなショックを受けていたんじゃないかとも思うよ。」そうか。感情と向きあう。大事ですよね。

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今後の村式

最後に今後の村式がどうなっていくかについて教えてもらえますか。「村式は日本の伝統的な技術や、精神的な技、文化をロボットとかITのテクノロジーの最先端を使って、一緒に融合させて世界に届けていきたいね。」「日本やべぇなという驚嘆に一役買っていきたい。自分が生まれた国だし、地元が好きだし、家族も好き。日本の培ってきたものの中に力があると思う。」過去の遺産を今の形にして新たに生み出すって聞いているだけでワクワクしますね。なぜ、そのような想いがあるのでしょうか。「日本の文化の価値に気付いてないのは世界から見ると自分たちだけじゃないかな。神仏が融合するとかもっとあるかもしれない。」「個人的に日本のことが元々やりたかった。歴史が好きだし、田舎も好き。都会とのデュアルな感じでやりたいね。」「ルーツに興味があるんだよ。原点みたいなところ。ただ、そこに留まるだけじゃなくて現実にも生きたい」ルーツに興味がありつつ、現実にも生きるって面白い感覚ですね。「未知なるものへの想いがずっとあった。村式のロゴを変えたり、新規事業のクレイジージャパンも想像していない世界にいきたいからやっている。忘れ去られた能力だったりするものが絶対あるというのは確信を持っているし、そこにロマンも感じる。」ロマンを感じることを仕事にする。それって格好良いっすね。今後の村式がどれだけクレイジーになっていくのか、目が離せません!!

※村式HPより

僕はこう思った

優さんの話。とっても赤裸々に優さんらしい話をしてくれました。会社を立ち上げてから8年間という歩みの中で、想像もつかないくらい色んな葛藤や、苦境や、喜びが山のようにあって、それがきっと優さんを良い意味で変化させているのだと思います。そして、それを人は成長と呼ぶのかもしれません。優さんの話を聞いていると文中にも書きましたが企業は人なりという言葉を思い起こされます。「社長の器以上には会社は大きくならない」といったこともよく聞きます。きっと優さんの器って大きくなり続ける気がします。優さんが仕事の楽しみを覚える話の中で「お互いが信頼し合っている関係」というフレーズがありました。僕は優さんと付き合い始めてそんなに日が長いわけではないのですが、メチャメチャ信頼できる人なんですよね。タイムリーな話なのですが、たまたま昨晩一緒に飲む機会があって、思い切って相談事をさせてもらいました。僕はあまり人に相談するタイプではないのですが、「この人に話をしたい」と思わせられる何かがあったんですよね。そんな優さんだからこそ、一緒にコトを成し遂げようとする人が集まってくるのであろうし、きっとその流れはさらに増幅して村式という会社もスパークしていくんだと思います。ホント今後どうなっていくのかが楽しみですね。僕も刺激を受けつつ、刺激を与えられる関係でいたいなと思わせられます。うんうん。頑張るで!!

村式情報

HP

※クレイジーなHPが見れます。

クレイジージャパン

CRAZY JAPAN MURASHIKI

※こんなクレイジーなことをやるそうです!

これはまさか!?

※武者の姿で熱く語っております。

今日のサシモニ会場

感想:鎌倉で7時からやっている有り難いお店。窓際の席がお気に入りです。窓から覗くと目の前を通勤していく友人が歩くこともしょっちゅうです!

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