ゲームから始まった。そしてソフトウェアからハードウェアへ。

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今回のサシモニのお相手は穴井くん。現在一緒にPJを進めているチカクの仲間であり、以前サシモニでご紹介した大山くんと一緒にyakulを起業した方です。大学1年生からチームラボで働き、独立した彼がどのような道を歩んできたのか。そして、ソフトウェアからハードウェアという新たな道になぜ至ったのか等の話を伺いました。穴井くんの話は知らない世界の話が聞けてかなり面白い!ぜひご一読ください!

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ゲームをきっかけに開発者の道へ

現在ハードウェアもソフトウェア両方の開発者である穴井くん。そもそも、なぜ開発を生業としすることになっていったのでしょうか。「学生のときにガンダムのゲームを作ったんです。元々はプレイヤーとして遊んでいたのですが、オープンソースのゲームで自分でも作れることを知ってやってみたんです。遊べる登録者数が500人までのゲームが常に満員状態で、ネットサービスなんだけどリアルに喜んでくれていることが感じられて嬉しかったですね。」500人が常時満員とは人気ゲームですね。元々はゲームを自分で作るところから始めたのか。ゲームって色々批判されることもありますが、彼のような話を聞くとゲームを通じて作り手を増やしている実態って結構あるのでしょうね。

大学1年生でチームラボへ

Web業界の人間なら多くの人が知っているチームラボという会社があります。社長の猪子さんは情熱大陸なんかにも出ていて有名ですね。どうして穴井くんは大学1年生でチームラボに入ることになったのでしょうか。「大学の自治会の学内誌を書いていたんです。そしたら自治会の先輩が色んな大学の飲み会に連れて行ってくれました。そこでチームラボでインターンしている人に会ったので会社見学に行ったんです。」ほぉ。地道なことをちゃんとやってたら、なんだか不思議な展開になったわけね。「ちなみに当時のチームラボは全然有名じゃない会社ですよ。会社見学していたら役員の方が出てきて、突然握手されて「いつから働く?」って言われたんです。それで思わず握り返して働くことになりました。」おぉ!!握手作戦ですね。これは効きます。僕も過去に握手作戦でフルマラソンに初めて挑戦する人を10人以上作ってきた過去があるので、よく分かります。握手のために片手を出されると握らなきゃいけない雰囲気になるのよね(笑)

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チームラボでの仕事

大学1年生でバイトとして入って、何から始めたのでしょうか。「当時会社で音楽のサービスを手がけていたので、プログラマーとしてアップデートなんかをやっていました。当時の上司がメチャメチャ凄くて何でもいち早く知っていて、Ustreamがアメリカで生まれた当時から知っていて、実際Ustreamを実装することもしました。結局バイトから始めて6年7ヶ月間チームラボにいました。」ガンダムのゲームを作ることがキッカケで、そのままプログラマーとしての道を歩んだわけね。ハードウェアについてはどうだったんでしょう。「チームラボボールとかチームラボハンガーのプロダクトを作りました。大変でしんどかったけど、色々と達成できて楽しかったですね。」おぉ。ラボの中でも初期のハード開発を担当していたんですね。「社員として入社して半年経ったときに、ハードの仕事を振ってもらいました。一から勉強したんです。誰もハードウェア作った経験ないから教えてくれる人がいない中で学びましたね。ネットの情報からひたすら取ったり、アキバに行って部品買ってきて壊しながら覚えていきましたよ。」凄いな穴井くん。先日たまたまチームラボに行く機会があったのですが、今では工作室ってハードウェア専門の部署が出来ていたりするのですが、土台を作ったのは穴井くんだったわけなんですね。f:id:sashimoni:20140711121847j:plain

ハードウェアとソフトウェア

ハードウェアってここ数年で結構話題になることも増えてきました。ハードウェアとソフトウェア両方の開発者である穴井くんから見ると、2つの領域の違いってどのようなところにあるのでしょうか。「プログラマーだと画面上の中でしか表現出来ないんです。元々自作PCとか創ったこともなかったから、モノ作りが出来ないことにコンプレックスもありました。形になって、目の前の人が触って感情のフィードバックしてくれることは、やり甲斐になりますね。」そっか。確かに目の前の人が喜んでくれるのは嬉しいことだろうな。他に違いってどんな部分であるのでしょ。「ハードウェアだとなぜ動かなくなるかが分からなかったり、動いていたのに現場に行って動かなくなったりする違いがあります。ソフトウェアは外的要因があまり入らなかったり、バグがどこだかすぐに分かるのですが、ハードだと温度や湿度のような見えないものと戦ったりするのが全然違うところですね。」「原因を解消するには、ひたすら地道に改善を繰り返すしかないです。10日徹夜して帰らないで改善に追われるときもありました。」なるほど。確かにコンピューターの中の世界と、外に出て様々な環境要因にさらされるハードウェアでは全く違うものですね。面白い!

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yakul創業

新たな経験もできて、チームラボでは充実した生活を送っていたように見受けられるのですが、どうして会社を辞めて起業することにしたのでしょうか。「一緒に会社を創った大山さんが頭良いから、大山さんと一緒に何かやってみたかったんですよね。言っていることは面白いみたいだし、実際にやれば良いじゃんと思って。いつも会社が終わった後にみんなで夜遅くに集まって、考えたり泊まったりしているのが楽しかったんです。これをもっとやりたいなと思って。」おぉ。ナイスストーリー。うんうん。人ありきで会社を創るって良いですね。実際にやってみてどうなのでしょうか。「実際にやってみてメチャメチャ楽しいです。最初の半年はお互い毎日相手に対して殺すみたいな感覚があったんですけどね。オフィスが出来たり、次第にお互いの信頼を感じることでやりやすくなった。恋人は相手に見返りを求めて、家族は見返りを求めない。家族みたいな雰囲気の中でやると良いのではと思うようになりました。」家族みたいな雰囲気か。実際の家族は起業することに関してどうだったのですか。自分の両親は反対で、そこだけが問題でした。最初は「何を考えているんだ、大分に帰ってきなさい。」とまで言われましたよ。最終的には良しと言ってくれたけど。」そうかぁ。まぁ色々考え方はあるからね。でも認めてくれた分頑張らなきゃですな。

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未来に向けて

新たな道を踏み出した穴井くん。今後の展望とかあるんですかね。「小さな頃からミニ四駆ガンダムゾイドとかモノを作るのが好きだったんです。だからモノ作りはやっていきたいですね。」お。僕もミニ四駆作ってました。小さな頃好きだったことが仕事になるって良いよね。「自分が知らないことが山ほどあって、どこまで知ることが出来るか分からないけど、あらゆることを知りたいです。最初は設置するだけで精一杯だけど、やれば出来ることが広がっていく。それが、どこまで高めていけるのかを知りたい。そこを探求していきたいですね。」ハードを作るって色々大変そうだけど、そこを探求したいって良いですね。将来の夢とかってあるのでしょうか。「街の電気屋さんみたいになりたいですね。おばちゃんとかが困っていたら「ここをこうすれば良いよ。」って言えて何か困ったときに役に立てれば。」穴井駆け込み寺。良いですね。僕も分からないことあればお願いしまくろう!「僕らみたいな弱小零細企業の立場でも、個人としては動くモノを作りたい。ソフトウェアをやってきて音とかLEDとかやってきたから、自立して動くモノを作りたいんですよね。ハードウェアの話があったときに、先ずyakulの名前が上がるようになりたいです。」うんうん。良いね。僕もハードウェアの話があったらyakulにすぐに話をしますよ。何だか真面目な感じの穴井くんですが、この日は珈琲に塩を入れてました。そういうお茶目な一面もあります(笑)

僕はこう思った

何事も一歩目が大変だと言われます。確かに自分自身を振り返っても、最初の一歩を踏み出すって大変。穴井くんはチームラボ時代に誰も経験のないハードウェアを作るという分野で一歩目を踏み出して、今ではハードウェアを使った事業がチームラボの中でも存在感を大きくしているんですよね。この一歩目。きっと断ることも出来たのかもしれません。誰も教えてくれる人がいないから出来ないという理由をつけることも出来たのかもしれません。でも、そこで興味を持ったり、楽しみながら取り組んだ一歩目が今の穴井くんに繋がっているんだろうなと。いくらでも言い訳できる環境でも、言い訳なんてせずに悪戦苦闘しても楽しみながら取り組んでいく。その姿勢は周りの人たちも見ているし、何よりも自分自身の経験として大きなものとなり、新たな道が拓けていく。そんな気がします。穴井くん、そしてyakulの今後がこれからとっても楽しみです!

yakul情報

会社HP ヤックル株式会社 / yakul inc

記事 DMM.make – 電子工作の一歩先へ(1)「保育園の電子遊具作り プランニング編

今日のサシモニ会場

店名:伯爵

住所:東京都豊島区巣鴨1-12-3

URL:伯爵 巣鴨店 (ハクシャク) – 巣鴨/喫茶店 [食べログ]

感想:伯爵という名に相応しく綺羅びやかな内装のお店。色んな喫茶店でモーニングを過ごしていますが、なかなかこのレベルの綺羅びやかさはありません。オススメです!

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サシモニお相手募集

サシモニのお相手を募集しています!!都内及び神奈川県内であれば、大体どこでも出向いています!!
「記事にされるのはちょっと。。。」という方も、ご安心ください。もちろん、ご本人の承諾があった場合のみ記事にしておりますので、普通にサシで朝食をご一緒するだけで問題なしです。

ちなみに、僕が話を聞いてばかりのような印象をお持ちかもしれませんが、喋る方も大好きなので、出来る限り持っているものは、全てお伝えする所存であります。

「菱木とサシモニしてしてみよう」と思った方は、是非お気軽に下記連絡先までご連絡ください!

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